【2月に注意してほしい感染症】1位はインフルエンザ 2位は新型コロナ 3位はRSウイルス感染症 4位は伝染性紅斑(りんご病)/1位.インフルエンザ:2024年末に、現在の方法で統計を取り始めてから、過去最高となる全国定点64.39を記録しました。
この流行の中心はいわゆるA型でしたが、多くの患者報告数のあった九州を始めとする西日本では、年明けから報告数が減少しています。また、1月末時点で兆候は見られませんが、2025年2月に入り、B型が流行する恐れもあります/2位.新型コロナ:1月末時点で患者報告数は徐々に増加していますが、大きな増加は無く、横ばい状態が続いています/3位.RSウイルス感染症:2024年末辺りから、徐々に患者報告数が増加しており、患者報告数の動向に注視しています。潜伏期間は2〜8日、一般的には4〜6日で発症します/4位.伝染性紅斑(りんご病):2024年の後半から流行の兆しをみせ始め、東日本を中心に、患者報告数が多く上がっています。今後1年をかけて、流行地域が全国に広がると予測しています/取材:大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長 安井良則氏