【7月に注意してほしい感染症】1位は新型コロナ 2位は手足口病・ヘルパンギーナ 3位は咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)4位はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)5位はマイコプラズマ肺炎/1位.新型コロナ:昨年同週の流行状況と比べると、定点あたりの患者報告数は下回っていますが、2024年5月の大型連休明けから6月末時点で増加傾向にあります/2位.手足口病・ヘルパンギーナ:手足口病はエンテロウイルスなどを病原体とする感染症で、流行は夏に集中しています。2024年6月末時点で大きく増え始め、気がかりな感染症です/3位.咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症):例年、夏に流行する感染症で、徐々に増加しています/4位.A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症):患者報告数は2024年6月末時点で高い水準を維持しています。全国的にピークに達している兆候もみられますが、夏休み前まではじゅうぶんな警戒が必要です/5位.マイコプラズマ肺炎:2024年に入り、徐々に患者数の報告が増えており、今年は流行すると予測しています。/取材:大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長 安井良則氏