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手足口病の患者報告が引き続き増えています。手足口病とは、主にコックサッキーウイルスA6,A16,エントロウイルス71が引き起こす例年夏に流行する子どもが中心の感染症です。国立感染症研究所の第35週(8/29−9/4)の患者報告(全国約3,000カ所の小児科定点医療機関)によると、手足口病の増加は3週連続となり、関東地方などを中心とした流行から西日本や東北地方にも広がりをみせています。主な症状としては感染してから3〜5日後に、口の中、手のひら、足の裏などに2〜3ミリの水ほう性の発しんが出ますが、数日のうちに治ります。発熱は発症者の約3分の1に見られ、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症や心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性まひなど様々な症状が出ることがあります。感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染が知られています手足口病には有効なワクチンはなく、原因となるウイルスにはアルコール消毒が効きにくいため、流水とせっけんを使ってのこまめな手洗いが感染対策となります。取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏