厚生労働省は、今年3月13日以降のマスク着用の考え方の見直しについて発表しました。現在は屋外では原則不要屋内では原則着用となっていますが、この日以降、マスクの着用は個人の主体的な選択を尊重し、マスク着用は個人の判断が基本となります。しかし、新型コロナウイルスの感染を周囲の方に広げないために、またご自身を感染から守るために、マスクの着用が推奨される場面もあります。
感染症の専門医で大阪府済生会中津病院の安井良則医師は「新型コロナウイルス感染症第8波の感染者数は全国的に減少しており、当医院の入院患者も減少しています。しかし、今でも院内感染・クラスターの発生の可能性はありますので、病院内でのマスク着用は必須と考えています。
高齢者施設など、新型コロナにより重症化する方がいる場所では、従業員・利用者に関わらず、これからも引き続きマスクの着用をすることが、予防につながると思います。
社会は、健常者だけで成り立っている訳ではありません。
弱者を守るという視点を持つことも大切です。」と語っています。 引用:厚生労働省「マスクの着用について」