厚生労働省が2024年4月19日に発表した2024年第15週(4/8−14)の「新型コロナウイルス感染症(CОVID−19)の発生状況等について」によると、全国の定点当たり報告数は3.71。前週(4/1−8)の4.26と比べて、微減となりました。都道府県別にみても、多くが減少、若しくは横ばいに近い微増となっています。感染症に詳しい大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長の安井良則医師は「新型コロナの流行が定点4を割ってきました。状況が落ち着きをみせる一方で、気がかりなのは、まだ一定の患者報告数は出ていることです。
基礎疾患をお持ちの方で、免疫抑制剤などを使われている場合は、引き続き注意してください。また、オミクロン株の流行からお子さんのり患も増えました。お子さんの入院の症例もみていますが、大人と違い、重症化例はめったにないです。しかし、国立感染症研究所の『新型コロナウイルス感染後の20歳未満の死亡例に関する積極的疫学調査(第二報)』でもお子さんの死亡例が報告されています。
お子さんの体調の変化を見逃さないようにお願いします」