厚生労働省が2月9日に発表の「インフルエンザの発生状況について」令和6年第5週(1/29−2/4)では、全国のインフルエンザ定点当たり報告数は22.62。4週連続増加となりました。2023年は12月前半(令和5年第49週)に警報レベルとなる33.72で大きな流行になりましたが、この先再び警報レベルに達する流行となるのでしょうか?感染症に詳しい大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長の安井良則医師は「インフルエンザが2023年の12月前半に報告数のピークを迎えた時は流行株はA型ウイルスが主流でしたが、現在はB型ウイルスが流行の中心となっています。そのため年明けに再び流行が拡大しているものと思われますが、報告数の増加はそれほど急激ではありません。」とはいえ一医療機関で一週間に20人以上のインフルエンザ患者が報告されている現在、大きな流行中であることには変わりありません。インフルエンザの症状が出た場合は早めに医療機関を受診することが重要です/引用:国立感染症研究所「インフルエンザウイルス週別検出状況2023/2024シーズン」