【3月に注意してほしい感染症】1位は新型コロナ 2位はインフルエンザ 3位はヒトメタニューモウイルス感染症 4位は感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症)/1位.新型コロナ:一時期の流行状況からは、落ち着きをみせているものの、未だ流行は続いています。/2位.インフルエンザ:集団生活の場で広がる可能性があり、感染動向に注意が必要です。
2月末時点でピークアウトの兆候が見え始めた感もありますが、手洗い・マスクの着用など基本的な感染対策はとるようにしてください。/3位.ヒトメタニューモウイルス感染症:年代に関係なく感染します。症状は咳・鼻水・上気道炎ですが、重症化すると気管支炎などの下気道炎や肺炎を引き起こします。/4位.感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症):感染すると、多い時には10回以上のおう吐や下痢の症状が続きます。下痢止めを飲むとウイルスが体内に残ってしまうため、飲まないようにしましょう。おう吐や下痢が続いている時は脱水症状に注意して下さい。水分を補給する際には電解質輸液が効果的です。取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員安井良則氏