ロタウイルスワクチン接種のメリットは?気を付けることはある?

お悩みの内容

 生後2か月の娘は、近々ロタウイルスワクチンを接種します。このワクチンは任意接種ですが、接種のメリットを教えてください。

 また、接種後は排便時にウイルスが排出されると聞きましたが、おむつ替えのときに感染しないでしょうか?何か気を付けたほうがいいことはありますか?



回答

 まず、ロタウイルス感染症の概要とロタウイルスワクチン接種の目的について説明します。

 ロタウイルス感染症は初感染時に重症化することが知られています。また、生後6か月以降2歳未満の時期に感染するともっとも重症化しやすいといわれており、入院治療を必要とする乳幼児下痢症の35〜52%がロタウイルスによるものです。

 ロタウイルスに一度自然感染しても、その後の再感染を完全に予防できるわけではありませんが、下痢症状は徐々に軽症化します。ロタウイルスワクチンはこの性質を利用して、初感染時の重症ロタウイルス胃腸炎を予防することを目的に開発されました。

 ロタウイルスワクチン接種後、1週間程度は被接種者の便中に排泄されます。排泄されたウイルスによって周りのものが感染し、胃腸炎を発症する可能性は低いことが確認されていますが、2次感染はあり得るので、おむつ交換後等には、石けんで十分な手洗いをする等の注意は必要です。

 家庭内に免疫機能に異常を認めるものがいる場合等には、特に手洗いを徹底する等の注意が必要ですが、家庭内感染の予防という意味ではワクチン接種のメリットはあると思われます。

ロタウイルス感染症について詳しくはこちら

参考資料として:「予防接種に関するQ&A集・ロタウイルス」-一般社団法人日本ワクチン産業協会(岡部信彦 川崎市健康安全研究所所長、多屋馨子国立感染症研究所感染症疫学センター第三室(予防接種室)室長 )
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
 
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