おたふくかぜの症状について

お悩みの内容


 「おたふくかぜの流行に注意」とニュースで知りました。ほっぺたが腫れる、というのはよく聞きますがほかに症状があるのでしょうか。

 その他、知っておいたほうがよいことを教えてください。



回答

 流行性耳下腺炎は2〜3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症です。

 主な症状は唾液腺(耳の下にある耳下腺のほか、舌の下にある舌下腺、顎の下にある顎下腺)の腫れ、圧迫した際の痛み、物を飲み込む際の痛みや発熱で、通常48時間以内に症状のピークがあり、1〜2週間で症状が軽くなります。

 合併症としては発症者の約10%に髄膜炎がみられます。また、数100例に1例程度ですが、難聴を合併する場合もあります。

 効果的に予防するには、ワクチンが唯一の方法です。有効性については、接種後の罹患調査によると、接種者での罹患は1〜3%程度であったとする報告があります。接種後の抗体価を測定した報告では、多少の違いがありますが、概ね90%前後が有効なレベルの抗体を獲得するとされています。

 患者と接触した場合の予防策として緊急にワクチン接種を行うのは、あまり有効ではありません。患者との接触当日に緊急ワクチン接種を行っても、症状の軽快は認められても発症を予防することは困難であると言われています。 有効な抗ウイルス剤が開発されていない現状では、集団生活に入る前にワクチンで予防しておくことが、現在取り得る最も有効な感染予防法です。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について詳しくはこちら

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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