咽頭結膜熱の感染経路は?

お悩みの内容


 子どもが通う保育園から「咽頭結膜熱(別名:プール熱)が流行っています」とお知らせがありました。

 プール熱という通称ながら、プールでの感染はないとのことですが、ならばどういった場所で感染することが多いのでしょうか。また、普段の生活でどんなことに気を付けたらよいのでしょうか。



回答

 咽頭結膜熱は、別名プール熱とも呼ばれています。春から夏にかけて流行する感染症です。主にアデノウイルス3型(他に1、2、4、5、6、7型等でもみられる)に感染することによってみられる咽頭炎、結膜炎を主とする急性ウイルス性感染症です。

 なお、プール熱という名前の方が一般的に知られるようになり、プールに入ったら感染してしまうなどというイメージを持っている方もいらっしゃいますが、残留塩素濃度の基準を満たしているプールの水を介して感染することはほとんどありません。

 咽頭結膜熱の感染経路は、主に接触感染です。また、飛沫感染もあります。
 
 原因ウイルスは、アデノウイルスで、感染力は強力です。直接接触だけではなく、不特定多数の人が触る物品を介した間接接触でも感染が広がります。

 例えば、
・タオル
・ドアの取っ手
・階段やエスカレーターの手すり
・エレベーターのボタン

 など、生活に身近なものでも感染経路となります。

 アデノウイルスは、環境中で数日間活性を保っているため、施設やご家庭などで患者が発生している場合は、皆がよく手を触れるものを中心に消毒を行うことも重要な感染対策となります。

咽頭結膜熱について詳しくはこちら

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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