伝染性紅斑(りんご病)

お悩みの内容


『リンゴ病(伝染性紅斑)』が流行っています。子どもはもちろん妊娠中のお母さんは注意してください」と、娘の通う幼稚園からお知らせが来ました。私は秋に2人目の子どもを出産予定なのですが、妊娠中だとどう影響があるのでしょうか?


回答

 4〜5歳を中心に幼児、学童に好発する感染症で、単鎖DNAウイルスであるヒトパルボウイルスB19が病原体です。典型例では両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」と呼ばれることがありますが、実際には典型的な症状ではない例や症状が現れないケースもあり、様々な症状があることが明らかになっています。4〜5歳を中心に幼児、学童に好発する感染症です。

 特徴的な症状としては、感染後10〜20日で現れる両頬の境界鮮明な紅斑があります。続いて腕、脚部にも両側性にレース様の紅斑がみられます。成人の場合、両頬の蝶形紅斑は少ないですが、合併症である関節痛・関節炎の頻度は、成人男性では約30%、成人女性では約60%と高率です。(小児では約10%以下)

 妊婦が感染すると、胎児水腫や流産の可能性があります。妊娠前半期は、より危険性が高いといわれていますが、後半期にも胎児感染は生じるとの報告があります。

伝染性紅斑について詳しくはこちら

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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