<インフルエンザ情報>2016年第52週は冬季休暇と年末年始の影響によって、推定患者数は横ばいとなっており、2017年第1週もこの傾向は継続するものと予想される

図. 各シーズンのインフルエンザ推定患者数 週別推移(2016年は第51週まで)<br />監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 図. 各シーズンのインフルエンザ推定患者数 週別推移(2016年は第51週まで)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
 今シーズンのインフルエンザの流行は、2016年第52週は冬季休暇と年末年始の影響によって、推定患者数は横ばいとなっており、2017年第1週もこの傾向は継続するものと予想されます。一方、例年は第2週以降にインフルエンザの患者数は急増して流行が本格化する場合が多いため、今後ともインフルエンザの患者発生の推移には注意が必要です。

流行のようす

 今シーズン(2016/2017年シーズン)の2016年第52週(12月26日〜1月1日)の全国のインフルエンザ推定患者数は、薬局サーベイランスによると331,971であり、前週(第51週)の推定値(331,041)とほぼ同等でした。2017年第1週(今週)の月曜日(1月2日)の推定受診者数は24,090と少なく、第1週もこの横ばい傾向が続くか、場合によっては減少する可能性があります。これは本サーベイランスが処方箋薬局からのデータに基いて算出されており、年末年始は全国の処方箋薬局の大半が休業していることも影響しているものと思われます。

都道府県別情報

 人口1万人当たりの1週間の推定受診者数は、北海道、福井県、秋田県、岐阜県、栃木県、広島県、東京都、山形県、富山県、神奈川県、埼玉県の順となっています。

年齢別情報

 今シーズン累積の推定患者数は1,329,565であり、日本の人口推計値(2016年11月1日現在、1億2695万人)で換算すると、累積の罹患率は1.05%となります。年齢群別では10〜14歳(3.27%)、5〜9歳(3.03%)、15〜19歳(2.16%)、0〜4歳(1.83%)、20〜29歳(1.17%)、30〜39歳(1.05%)、40〜49歳(.093%)、50〜59歳(0.78%)の順となっています。5〜14歳の年齢群がインフルエンザ流行の中心であることに変わりはありませんが、同年齢群の週毎の罹患率は冬季休暇の影響によって前週よりも大きく減少しています。

ウイルスの型

 国立感染症研究所によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルスは、A/H3(A香港)亜型が88.8%と大半を占めており、次いでA/H1pdm 8.3%、B型2.9%の順となっています。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2017/1/5
 
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